「瀬戸内デニム」テンセルデニムカーテン

2019年08月17日

瀬戸内地方の広島県福山市で誕生した「瀬戸内デニム」。備後福山は江戸時代より日本三大絣(かすり)のひとつ「備後絣」の産地として名を馳せた繊維の街で、現在では高級デニム生産量日本一を誇る世界有数の産地です。この地方で作られる瀬戸内デニムのカーテンは、明治時代から続く工場で織られた世界的な高級ブランドにも採用されるデニム生地を使用し、創業41年の歴史ある縫製工場で一点一点丁寧に仕上げられています。

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写真は瀬戸内デニムの「テンセルデニムカーテン」です。(テンセル50%綿35リネン15%)

テンセルの原料はユーカリ。ユーカリは成長が早く強い植物なので、農薬も必要とせず痩せた土地でも育つエコな原料です。その原料をもとに作られた「テンセル」には、樹木の成分がそのまま生きているという特徴があります。レーヨンはテンセルと同じように樹木を原料としていますが、樹木の中の素(セルロース)に化学変化を起こさせて、再度化学処理によって再生することで繊維を作り出しています。

その点テンセルは、繊維の素をそのまま抽出して原綿を作ります。樹木の成分には化学変化が起こっていない純粋な状態です。原料の段階でも製造過程でも環境に影響を与えず、天然成分のみを抽出して作られた繊維です。

テンセルの生地は、強く、しなやかで美しいドレープ性や光沢があらわれます。やさしい手触りや吸水速乾性などの機能性も、まるで樹木の良さがそのまま生きているようです。

 

 

 

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